INTERVIEW

お肉でつながる風景をつくる人たち

06
Masaru Nakae

やまむらや長岡店 店長[ 2005年入社]

自分が基準になり、チームを牽引。
苦手ではなく、得意分野を伸ばし、
自信とやりがい溢れる人を育てたい。

口頭で指導するだけでは、わからない。
経験を通じた納得感がスキルアップの鍵。

店長は司令塔として、スタッフの人員配置から指示、採用・教育などに携わります。
指導に関しては、日頃から一
人一人に声をかけますが、「明るく元気に接客しよう」と
言われても、どのレベルまでがんばればいいのかわかり
にくい。
だから自分が率先して大きな声を出して「基準は私だから」とスタッフに伝えています。
精肉加工でも「お客様の気持ちになって仕事をしよう」と指導するだけでなく、
若手と私が切ったお肉を食べ比べ
ておいしさの違いを感じてもらう。
すると「若い人にはちょうどいい噛み応えでも、子どもや高齢者にはやや硬い」 といった気づきもあります。経験を通じて腑に落ちるとレベルが格段にアップし、
それが顧客満足や仕事のやりがいへとつながっていく。お客様も自分たちも幸せになる
「利他の追求」という企業
理念の意味をようやく理解できたような気がします。

スタッフの成長を感じた瞬間が一番うれしい。
店長候補を育て、活躍できる場をつくりたい。

私が心がけているのは、個性やスキルに応じて仕事を任せること。
スタッフの苦手ではなく、得意分野に目を向け
て伸ばしていくと自信がつき、
成長のきっかけになります。
苦手な分野は無理してがんばらなくてもいい。けれど
も本人が克服したいと思うなら、時間を惜しまずに最後までつき合います。
以前、精算業務が苦手な社員に特訓を
したとき、
1日目は遅くまで時間がかかりましたが、2日目はギリギリ時間内に終わり、3日目は余った時間で他
の業務もこなせるほど、目を見張る進歩を遂げました。自信に満ちた表情で「明日は私一人に任せてください」と
言い、その日をきっかけに何事にも前向きに取り組むようになったのです。
今はスタッフの成長をサポートするこ
とが一番のやりがい。
この店を成功させて2号店をオープンさせ、若い店長を輩出することが大きな夢です。